機材

写真を撮るということは、数時間かけていくつかのボタンをクリックすればいいだけだと考えている方もいるかもしれません。しかし、それは事実とはかけ離れています。2時間程度の仕事と見なしていたものが、実はもっと長い時間をかけて行われているのです。以下では、プロの写真撮影にかかる費用が高額になる要因を分解していきましょう。

1. 時間

多くの方は、2時間の作業と思うかもしれません。見落としているのは、目的地までの移動時間、設営時間、会場でのお客様とのおしゃべりの時間です。撮影前の打ち合わせ、撮影そのもの、データのダウンロードとバックアップ、後処理、クライアントとのレビュー、画像の納品、あるいは引き取りの手配などに費やされる時間、多くの労働時間が費やされているのです。撮影した写真の枚数によっては、後処理に数日かかることもあります。特に結婚式のフォトグラファーの場合は、多くの編集作業が伴います。

2. 機材 

プロのフォトグラファーは機材の質にもこだわりを持っています。プロ仕様の機材に投資しているので、多数のカメラボディ、最高のレンズ、あらゆる場面に対応することができるフラッシュ装置、三脚、ライトスタンド、背景、小道具、キャリングケースや収納ケースなどに何百万円ものお金を費やしているのです。

3. ハイエンドなサービス

プロのフォトグラファーは、より多くを学び、新しい分野を開拓するためにコミュニティに参加します。多くのプレミアムフォトグラファーコミュニティでは、会員になるための費用を支払わなければなりません。Adobe Cloud、Flickr、500pxなどのプラットフォームでプレミアムアカウントの料金を支払っているプロフォトグラファーは数多くいます。そして、ポートフォリオであるウェブサイトの維持費用もかかります。また、それらにはオフィスやスタジオの家賃、エネルギーや電話料金なども含まれることがあります。

4. 様々なスキル

カメラマンであることに加えて、CEO、マーケティングマネージャー、ファイナンスマネージャー、セールスマン、プロダクションワーカー、バイヤー、交渉人、ドライバー、ネットワーカー、オーガナイザー、などのスキルを必要とすることがあります。

5. 最大限の努力をしている

プロのフォトグラファーは全力を尽くしてサービスを提供しています。難しい仕事でも引き下がらない、どんな場所にも出向いて、精一杯の撮影をするという情熱を持っています。献身的なフォトグラファーは、一日にたくさんの仕事を引き受けることはなく、むしろ1つの質の高い仕事を行い、妥協することなくその企画に多大な時間を割く努力をしています。

6. 仕事の経験

プロのフォトグラファーは豊富な専門知識を持っています。写真のポーズが決まらない場合でも、相談に乗ってくれたり、自然な状態を作ってくれるでしょう。